新型コロナウイルスの高齢者向け優先接種が始まってます。自治体によって多少差があるようですが、おおよそこんな感じの優先順位となっています。
- 医療従事者
- 高齢者施設入所者
- 高齢者(65歳以上)
- 高齢者以外で基礎疾患がある人
- その他
接種計画が見通せないという声が多いと思いますが、ワクチン供給量が限られていることもありどうしようもありません。この状態で計画を作れていうのに無理があります。しかしながら、時期は多少ずれるにしても全員分のワクチンが供給されるのは間違いないので、それを前提に準備してもらうしかありません。
個人的になんだかなぁ・・・と思うのが
- 優先順位の決め方
- アナログな管理システム
そして、それに対する政治家の無能さ・無責任さでしょうか。
優先順位の決め方
医療関係者について
優先順位として医療関係者が1番というのは異論が無いと思います。ただ問題は対象としている医療関係者が非常に曖昧ということです。最前線で対応している医師・看護師から、直接医療に関与していないバックヤードの人までのどこまでを対象にするかがあやふや。
その結果、ワクチン供給量が限られている中、最重要な前線の医師・看護師から接種されていないという現実があるようです。
挙句の果てには医療関係者の接種も完了してないのに、当初宣言したスケジュールを守るためだけに高齢者接種をスタートする始末。ワクチン接種する医師や看護師が接種してないなんて本末転倒です。
さすがにそれはあかんやろ!!!
高齢者接種について
医療関係者への接種が完了しないまま無理やりスタートした高齢者接種ですが、ここでも問題が生じてます。
まず、高齢者というのが65歳以上となっているので非常に対象者が多い。全体の3割程度?
それに対して供給されるワクチン量が非常に少ない。もうそれなら医療関係者にまず回せよと言いたくなるレベルの少なさ。
一番問題だと思うのは、この数少ないワクチンの配分と高齢者の中での優先接種について政治家が政治判断を一切していないことです。
要は
- 配分数はとにかく平等に
- 誰から打つかは自治体任せ
というかなり無責任な状況です。
個人的な考えですが、一般人のワクチン接種の優先を考えるうえで考慮が必要なのは
- 重症化リスク
- 感染する可能性
- 感染した時に周りに感染させる可能性
- 万が一亡くなった場合の損失
このあたりだと思います。これらを総合的に考えて数少ないワクチンを誰から打つのが損失が最小になるかです。
場合によっては感染拡大している地域に優先的にワクチンを供給してもいいと思います。特に供給量が限られているなら尚更です。そしてその判断は政治家にしかできません。後回しになる地域、人からは批判が出るでしょうが、トータルで考えて経済への影響を少なく効率的に感染拡大を終息させるバランスを考えるのが政治家の責務だと思うわけです。
接種予約の混乱
配分されたワクチンをどのような優先順位で打つかが自治体任せとされたため、各自治体での接種予約は混乱しているところが多い感じです。予約方法を示さずに接種券だけ配布したところなんて混乱の極み。
今見ている感じでは高齢者に対してさらに細かく優先順位を決めている自治体は混乱が少ないようです。まぁ当然ですね。ワクチンが少ないのに65歳以上では対象の高齢者が多すぎです。
うちとこの自治体も特に65歳以上一律で配布しているので、予約が始まると1時間程度で予約枠が埋まるようです。短時間で終了して有りかなという気もしますが、予約が取れなかった人からのクレームは多いでしょうね。予約競争にすら参加できない大多数の人がいるんだし、言うても1,2ヶ月の差で打てるんだから我慢すればいいのに。
GW明けから供給量が増えそうですが、今度は接種スピードで問題になりそうです。今の接種計画だと捌けない気がします。ただそのあたりは、ワクチン接種を進めて感染拡大を抑えないと社会が回らないという共通認識はあると思うので、どうにでもなるかなと楽観的に考えてます。
という感じでワクチン接種については色々と思うところもありますが、高齢者の後の基礎疾患枠で接種できる感じなので大人しく待ってます。
次回の受診日が6月なので、その時に主治医の先生に再度確認して、8月くらいには接種可能かな?まだ接種券がいつ来るかもわからないけど。
コメント