遺言書はまだ早い、少しずつエンディングノートを書こうと思う

今のところ直ぐに死ぬことはなさそうですが、万が一の時のために準備をしておいた方が良いことがあります。

それは・・・『エンディングノート』の作成です。

相続で揉めそうなら遺言書を作成する必要があるかもしれませんが、そこまでの資産もなく、揉めそうな要素もないなら遺言書まではまだ早いです。

しかし、エンディングノートは病気とか関係なしに、元気でも用意しておいた方が良いです。極端な話、明日、交通事故で死ぬかもしれません。万が一の場合に、残された家族に負担がかかるのは申し訳ないです。

若い人であれば、終活というより、この先の人生計画的な内容になってもいいと思います。人生計画や財産形成の助けとなる記録として書いておけばいいです。

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エンディングノート

2020年9月。悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫)ステージⅢと診断されました。今のところ自覚症状は無く、経過観察中です。

エンディングノートという形にこだわりませんが、何かあった時に残された家族が困らないように情報を少しずつまとめ始めてます。

入手方法

法的な拘束力は何もないので、普通のノートに書いてもかまいませんが、何かしらのテンプレートがあった方が書きやすいと思います。

エンディングノートの入手方法

  • 市販のエンディングノート
  • 市区町村配布のエンディングノート
  • ネットで利用可能なワード・エクセルテンプレート

市販のエンディングノートは色々種類があり、そこそこの値段がします。その分、しっかりした紙のノートで、記載内容も必要なものは一通り網羅している感じ。ただ近年のデジタル遺品対応は不十分かも。

市区町村によっては無料でエンディングノートを配布しているところがあります。内容は市区町村によってピンキリで、私の住んでいるところは完全に「キリ」の内容でした。全く内容なし。これを残しても何の役にも立たないレベル。しかも配布は無く、自分でPDFファイルをダウンロードする感じ。

ネット検索するとワードやエクセル用のテンプレートが色々と出てきます。そういうのであれば、最初は必要最低限で作成し、徐々に内容を増やしていくとかも可能で、自由度が高くオリジナルのノートとなります。

定期的な修正も考えると手書きは面倒なので、パソコン上で作成できる形にしようと思ってます。

書いておくこと

決まりがあるわけではないので自由ですが、ざっくりと下記内容となります。

  • 自分自身のこと
  • 自分史
  • 家族(家系図的なものも)
  • 医療(延命治療の考え方なども)
  • 介護
  • 保険
  • 財産や資産
  • 相続
  • 葬儀
  • その他

家庭内の立場によって重要度は変わってきますが、ぶっちゃけ最低限必要なことは「財産や資産」についての情報です。他のことはどうとでもなります。

私の場合、家計管理をすべて自分がしているので、私がいなくなると生活が成り立たなくなりかねません。最近はネット口座も増えていて、紙の通帳が無い口座も多いです。証券口座などがどうなっているかを本人不在で把握するのは困難です。

家計を管理している場合、上記に加えて

  • 各種契約先の情報(電気、ガスなど)
  • クレジットカード情報

などもまとめておいた方が良さそうです。

デジタル遺品

従来のエンディングノートは上記内容がメインでしたが、最近重要になってきているのが「デジタル遺品」です。これらの「デジタル終活」も考えておかないといけません。

ネットでのサービス利用が増えているので、SNSを始めとする利用中のネットサービスに関しての情報や、それらをどうするかなどです。

例えばこのブログサービス、ドメイン契約やサーバー契約をしてますが、私の死後はどうなるのでしょう・・・ということです。

他にもこんなものが・・・

  • ネットショッピング(クレジットカード情報登録)
  • ネットでの有料契約(動画など)
  • 〇〇Payなどの電子決済
  • PC上のデータ

自分史とか自己満足的なものよりも、残された家族が困らないように情報を記録しておく必要があります。

保管方法

紙での保管が基本だと思います。

作成をPC上でした場合でも、紙で保管しておいた方がいいです。もしくは、紙からPC内の必要ファイルに辿り着く2段構成にしておくか。

日常的に夫婦間・親子間などで情報共有をできているなら大丈夫ですが、そうでない場合、そもそもパソコンにログインすらできない可能性が高いです。

保管場所ですが、せっかく用意しても家族がノートの存在に気付けなかったら意味がありません。内容にもよりますが、家族と共有しても問題が無いという前提で、普通に本棚とかに保管でいいと思います。

ただし、個人情報を集積したものになるので取り扱いに注意が必要です。万が一盗難されても困らないように、特にデジタル遺品や口座情報などは記載方法に注意が必要です。エンディングノートの情報だけでサービスを利用できないように、情報を詳しく書きすぎないことです。

例えば銀行口座・証券口座などは、どこにあるかが必要なことであり、取引ができる必要はありません。存在さえ確認できれば、あとは遺族からの申請によって処理は可能です。

まとめ

エンディングノート、デジタル終活は、いつ何があるかわからないので

  • 誰もが準備しておいた方がいい
  • デジタル終活も重要
  • 少しずつ作成すればいい
  • 紙で残すのが基本
  • 記載内容・保管方法に注意

最も、エンディングノートを作成する前に、不要なものを整理することで、情報整理・管理の負担を減らすことも重要です。

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