確定申告の準備を開始、医療費の集計

年が明けて国税庁の「確定申告書等作成コーナー」が開設されたので、そろそろ確定申告の準備をしようと思います。

病気がある人にとって一番関係してくるのは「医療費控除」ではないでしょうか。よく言われているのが医療費が10万円を越えたら所得から控除できるという説明です。

以前、今年は悪性リンパ腫の検査やらで数万円の支払いを何回かしたし、結構な費用が掛かっているだろうって計算した結果が9万円弱でした。

濾胞性リンパ腫「体調異変~病名確定~治療方針決定」の費用まとめ
2020年9月、悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫)との診断を受けました。今のところ体調に問題はないため経過観察となり、次回の検査は3ヶ月後の予定です。 検査開始の2020年7月から、治療方針決定の2020年10月までにかかった医療費をまとめてみ...

医療費は生計が同じ家族であれば集計できますが、我が家の場合、これ以外の医療費はそれほどかかっておらず、総計で10万円に届きませんでした。

ということは、医療費控除されないのか・・・と考えがちですが、実際は違います。

医療費控除の基準は「10万円超か、所得の5%超あるとき」です。

よって、所得が少ない場合、医療費が10万円以下でも控除されます。所得金額が200万円以下であれば、5%超の方が適用となります。

控除額の計算式

控除額 = 医療費負担額 - 10万円または所得金額の5%

控除額というのが所得から差し引ける金額なので、実際に還付される金額のイメージとしては控除額に掛かっている税金分となります。

所得額によって所得税率が違うので正確なところは書けませんが、医療費15万円払っていて、所得が200万円以上ある場合、15万円から10万円を差し引いた5万円が控除額。5万円所得を減らしたことにできるのでその分の税金(数千円~数万円)が戻ってくることになります。

確定申告の手間と天秤にかけて、これを多いと考えるか少ないと考えるかは人それぞれです。確定申告をしたことが無い人だと、準備に掛ける手間の方が高コストかもしれません。

一方、慣れてしまえば確定申告はそれほど難しくないので(会社員の場合)、一度チャレンジしてみても良いかもしれません。

 

私の場合、既に退職してしまっており、それからは毎年確定申告を行っています。今回も医療費に関係なく確定申告をする必要があるのでついでに集計しました。所得が低いので10万円以下でも所得控除になります。

まぁそれ以前の問題として、控除されるだけの所得が無いので還付される金額もないですけどね。

コメント